
こんばんは。
世界観コンセプト・ナビゲーターの
遠藤朝恵です。
今日は『着物でonlineお茶会』
第2回を開催しました。
ご参加は、東京・神奈川から。
うちお一人は、去年着付けのプライベートレッスンをさせて頂いた生徒さんです。このほかにシンガポールと台湾からご参加予定があったのですが、時差の勘違いやご事情でキャンセルになり3人での開催になりました。
…今日も、とっても楽しい時間を過ごせました!
今回初対面のお二人が、思いのほか波長が合う感じがして、いろいろなお話ができたのです。
9月頃にリアルに着物で鎌倉散策しよう、という計画が生まれました。
企画を告知する時って、いろんな事考えますよね。
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誰からも申し込みがなかったらどうしよう
それどころか、反応すら一切ないかも
しらけた雰囲気を見せたくない
などなど?
これまで、何度となく企画をリリースしてきた私が、不安に思うのは最初も今も同じです。同じなんです。気になることは、あなたと全く同じです。
でもじゃあどうして、しれっと告知できるのかというと…
『出してみないと分からない』
を体験したから、です。
思い切って出した時の成功体験と、その先にこうなるかもしれない、というビジョンがあるから、何度もやっています。そして、出して後悔したことはありません。逆に、出さなかった後悔は今でも残っているものがいくつかあります。
だから。
なにか思っているなら、出した方がいいですよ。断言します。
その分経験が手に入りますから。
黙ってそこに佇んでいるだけだと、失敗はないけど、単なる空想に過ぎないですよね。経験は永遠にできないのです。そして、進化・成長するのに必要なのは思考することよりも「経験」です。
今日、お話したいテーマはこちらです。
withコロナ。
リアルとオンライン
それぞれの価値を
どう捉えるか?

新型コロナウィルスの影響で、オンラインのセミナーやイベントが通常化してきましたよね。それにより、問われるのはリアルの価値です。
オンラインとリアル
むしろ双方を提供して、参加者に選んでもらうのが今の主流なんじゃいかと私は感じているのですが
あなたはどう思いますか?
また
自分が主催者だった場合、リアルとオンラインの価格設定、どうしますか。
正直に、お話します。
7月に私のオリジナル作品WAKAで、ワークショップ第2弾を計画しているんです。
当初はギャラリーを借り切ってのリアル開催の予定でしたが、都の外出自粛要請を受けて、オンライン開催にふみきりました。当日には「次はリアルでやりたいね」と事務方と話していたのですが…
今現在の状況でリアルに開催するのは、様々なリスクがあるのですね。
いつ東京アラートが出されるか分からない。場所代が発生する。リアル&オンラインを試すには、シュミレーションする時間が足りないなど。
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参加料金をどうするか
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主催する私達がいちばん、頭を悩ませるのは、参加料金ではないでしょうか?
一般的には、リアルよりオンラインが安価になっていますし、有料級の無料セミナーだってあとを絶たない昨今です。
「オンラインなら無料か、お気持ち程度だよね」
そんな感覚が、私のなかにも生まれていたのですが…
参加するのと主催するのは、全く違う立場です。主催する場合も参加する側においても、考えて頂きたいことは
「オンラインだから手を抜いているのか?」
という点です。
以下、単なる私の考えです。ぜひご自身におきかえてお読み下さい。
来月ワークショップを予定しているのは私のオリジナル作品がテーマです。他に、同じことを提供している方は、今のところお見かけしたことがありません。
前回の第1回目は急遽オンラインにしたのですが、リアルのために用意していた資料や段取りなど、そのまま利用しました。
そっくりそのまま、利用したんです。
ということは?
オンラインだから手が抜けるということは、一切ありませんでした。それは次回もその先も、同じだと思います。(慣れによる運営しやすさは、発生するにしても)
そう考えた時、私のなかに生まれた不安がありました。
オンラインを無料またはものすごく安価にした場合、今後、リアルの価値が下がってしまうのではないか?ということです。
事実として
現地に行かなくていい手軽さ
提供される内容は同じ
であるなら
オンラインのほうが一見、お得に感じるのではないでしょうか。ようするに、オンラインで千円で売ったものを、リアルに3000円で売れるだろうか?という不安です。それが私に生まれました。
なにかを企画なさっている方なら、分かりますよね?この感覚。
・参加申し込みが欲しい
・価格崩壊したくない
そのバランスをどう取るのか。主催する私たちは大問題なわけです。
一度1000円の価値にしてしまったら、リアルに会いに来てくれた人にそれ以上を払ってもらうのは、負担なのじゃないだろうか
そう思って、料金設定について決めかねていました。
なので。
今日、ご参加くださった方に率直に聞いてみたのです。
『オンラインとリアルの価値を、どう捉えていらっしゃいますか?』

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オンラインとリアル
それぞれの価値
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これを読んで下さっているあなたにお聞きします。
リアルとオンライン
それぞれの価値はご自身のなかでどんなものですか?
これはもう、いわゆる「正解のない問い」です。
ラクだからオンラインで充分かもしれないし、それ以上を受け取りたいから、高くなってもリアルがいい。人それぞれの価値観によって全く違うものが出てくるでしょう。
そう、これは私たちの価値観に直結する質問なのです。答えるには、自分の価値観をしっかり分かっている必要があります。そしてそれらは、これから混沌とするであろう未来において、とても大切な指針だということ。
あなたもきっと感じていらっしゃいますよね?
ご自身で、しっかりとその「指針」を持っているか、否か。行く末はまったく異なるということを。
誰かが言ったこと、インフルエンサーやメンターがそう言っているからそれに従う、それは、とってもラクですよね。でもこれからは画一的な答えなんて、なくなりますよ。誰かの考えに従うだけの人は、淘汰されていくでしょう。
あなたは、どう考えるのか
それを大切にしていきましょう。これは私自身への戒めとしても、書いています。
この数週間、私も色々、不安に思う事象があったんです。ラクなほうに逃げようとしていました。でも、それは違うよ、あなたはどうしたいの?という大切な問いを、親しくしている方々、多方面から、いただきました。
そして今日のお茶会でトドメを刺されたんです。
リアルには、オンラインにない奥行きがありますよね。その場の雰囲気や、風の感触、香り・聞こえる音など様々なものから、記憶が作られる。
オンラインは手軽だけど、その分なんとなく流れてしまって、記憶に残らないこともあると思うんです。だから、ライブやイベントなどは、オンラインよりリアルの料金が高い方が良いなって思います。
高くてもその場に行きたいです、というか、リアルだから行きたいです。
上記、お読みになって、どう思われたでしょうか。
うん、そう思う。
それは違う。
さまざまなお気持ちが、それぞれに浮かんできたはずです。
どうか、今のその感覚を忘れずにいて下さい。これから先、なにが行動を促す決め手になるのかといったなら。
それぞれの、価値観です。
私の、あなたの、そして私たちのお客様の価値観。
誰の言うことでもなく、自分の価値観を探求していきましょう。そして、誰とでも繋がるんじゃなくて。
「こんな人と繋がりたいんだ!」
これを大切に全てをスタートさせましょう。正解なんて、「型」なんて、ない。そのほうが、楽しくないですか?
「皆んなと仲良くしなさい」
私たちはそう言われて育ちました。だから、勇気がいることなのですけど
私は、そうしようって決めました。
おそらくそんな時代はもうとっくに過ぎたのです。
私は、リアルが好きだし大切にしています。
だから「名刺の作り方」なんて講座も立てているくらいです。手にとった時の衝撃、感動。これはリアルを手にした人だけが分かるものだから。
共有できる人だけが、私の世界にいる。それがいいって思っています。

という訳で。後日、改めて告知いたしますが
WAKAワークショップ
第2回
〜夏の絵合わせ・歌合せ〜
を7月にオンライン・有料で開催します。近日告知いたします。
オンラインかリアルと両方でやるか、事務方とも意見を交わし、いまの世情を考慮して、今回はオンラインのみの開催。
そして、その先には
第3回
〜秋の絵合わせ・歌合せ〜
リアル&オンライン・正規料金での開催を目指します。
想いを共有できる方のために、事務方ともども120%で企画していきますね!
最後まで読んで下さり、ありがとうございます。久々に一気に書きました。
あなたも、ご自分の指針を大切に、価値観を共有できる方との時間を過ごされることを
ここから、応援しています。

明るい水色の着物は絽(ろ)、淡いパープルの紗(しゃ)の帯を合わせました。紫陽花柄のワンピースを着るよりも季節をほのめかす=奥行きを感じさせるのが着物の魅力、という話になりました。
大切なのは「想像領域」。