ひと言のコンセプトを得たら、全てがつながった
初めての個展、展示販売会を乗り越えられたのは、お世話になったコンサルの方に「ちゃんとやれるやつだ」って思ってもらいたかったのと、心のセルフマネージメントができる心理学の知識でした。
でも、何よりも
初めての世界観づくりで導き出してもらった、端的で短いコンセプトに、自分がハッとなったからです。
この頃の私は、強烈な打ち止め感でいっぱいでした。強烈な。
もう、これ以上先にはいけない
もっと上には、いけない
(行きたい)
それをなんとか、打破したかった。
世界観づくりの最終工程でブランド名とコンセプトが決まりました。
ブランド名:うつつの狭間
コンセプト:少女の引き出し
そのフレーズを聞いたとき、「それです!!!!」ってすごく力が入りました。
その短いひと言には、私の、気づかなかったけど大好きなものがぎゅうぎゅうに詰まっています。このひと言を得たことで、私自身にドライブがかかったんです。誰に応援されなくても、ひとりでも、できるって思えたのです。
それまでも、なんとなくはわかってるんですよ?
私がやりたいのはこういうことです、私が作りたいバック作品はこういう世界です。
わかってるつもりだったけど
ほんとのところは、自分では何を表現したいのか、行きたい先はどこなのか。明確にできてないから、ひと言で言えなかったんです。
でもこの一言「少女の引き出し」ってコンセプトを得たことで
自分が綺麗なものに触れることで、自分の精神を守ってきたこと。
綺麗なものを、自分に与えていいんだってこと。
自分次第でなんでも選べるってこと
それらが瞬時に、ばーっと繋がったんです。一本に通った。
そしたら、それまで散々迷っていたロゴデザインもすぐできたし、ブランドカラーもすぐ決まりました。「選択の基準」を手にできたから、迷いがなくなったんです。作るものも、「少女の引き出し」というコンセプトに立ち戻れば、作るべきものと作らなくていいものがはっきり分かったんです。
自分の色を見せることで、やりたいと思っている仕事も来るようになる
自分の色を見せることで、いずれ、やりたいと思っている仕事も来るようになる
その先生が導いて下さったことです。それは数年経ったいま、実感できています。先日納品を終えたコーチングノートの「HERO’S JOURNAL」はまさにその一貫ですし
世界観コンセプト・メイキングのお客様も、サービスをリリースしてすぐに来てくれました。
必ずしも、私のバックの世界観が好きってわけじゃない人も、“私がこの数年に何をやってきたか?”をFBの投稿などを見てくれて、クライアントになってくれています。
私のバックの作品テイストが好きじゃないけど、私が“やってること”に対して、ある一定期間(長い間)興味をもって見て下さったんだなあと感じるのです。
これが、世界観づくりの始まりの物語。
この時のメソッドの一部を、コンサルの先生の許可を経て、世界観コンセプト・メイキングのプログラムの一部に使わせて頂いています。
(続く)
私が世界観づくりを始めた理由:エピソードゼロ
私が世界観づくりを始めた理由:1
私が世界観づくりを始めた理由:2(前)
私が世界観づくりを始めた理由:3
私が世界観づくりを始めた理由:4
私が世界観づくりを始めた理由:5(終)
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