こんにちは。
世界観コンセプトメイキング
ナビゲーターの遠藤朝恵です。
いい眠りのための15分
『夜の本棚』
本日23時よりスタートです。
※2020年8月より、22時スタートに変更しています。
誰も来ないかな?
っていう予想に反して
たくさん、ご参加表明いただいけて
お久しぶりの方もいらして、うれしいです。
ありがとうございます。
言葉が人と世界観を作る。
「夜の本棚」本日スタート
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1.言葉は人を作っていく
2.保存できないものを共有したい
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1.言葉は人を作っていく
私は
絵本が好きというよりは、
「音読するのが好き」なのですが
はじまりは 小学校3年生の時なんです。
ある時、7歳上の姉が
風邪で熱出して、寝込んでいたんです。
私、その姉に育ててもらったようなもので
すごくなついてたんですね。
それで
お姉ちゃんさぞかし退屈だろうと思って、
ふすまを閉めた向こうで絵本を
読んであげたんです。
そしたら、読み終わったとき
姉が褒めてくれました。
“ あっちゃん、
読むのが上手だね ”
大好きなお姉ちゃんのその、ひと言。
それがことの始まりというか
そのひと言ですっかり、
『私は読むのが上手いんだー!』って
思い込みました。
すてきな勘違いなんです。
今思えば
姉は、体調が悪いんだから
寝たかったと思うんですけど…。
でも、最後まで聞いて、
そう言ってくれたんですね。
育てるのがうまいひとなんです。
大好きなお姉ちゃんが喜んでくれた、というのが
嬉しくて
私は得意になりました。
大人になってもそれは変わらず、
音読するのが私は楽しくて。
娘たちが2、3歳だったころに
児童館で読み聞かせていたら
それを聞いてた職員の方から
「テンポがよくて楽しそう。
ウチで読み聞かせしませんか」
って、声をかけられたことがあります。
全部、姉のなにげないひと言が
きっかけだったんです。
皆さんもそういうの、ありませんか?
言葉は、ひとを作っていきます。
私は自分の作品づくりでも
コンサルのセッションでも
言葉を入り口にしているのですが
それは多分
「言葉は、ひとを作っていく」ということを、
身をもって体験したからかも、しれません。
2.保存できないものを共有したい
最初、この読み聞かせの企画を考えているとき
私が読んでいる間、
皆さんをミュートにするなら
(音声が出ないようにする)
動画とって配信すればいいのかなって
思ったんですけど
やっぱり、
リアルタイム&双方向に
したかったんですよね。
私の価値観として
リアルタイムで、「意思を持って」集うのが
良いなと思って
ZOOMでの開催にしました。
なぜなら
これまで色んなモノやデータを作ってきて、
いま痛烈に思うのは
「保存できないものを作りたい」
ってことなんです。
どういうことかというと
私自身が仕事柄
これまで
さんざん色んなものを作っては保存して、
上書きしてきたんですけど
そのなかで、私が嬉しいと感じるのは
データの完成度を上げることじゃなくて
私の作ったもの
提供するものを通して、
誰かの顔が嬉しそうにパッ!とした時
なんです。
それはほんとに、一瞬で。
一瞬のお顔の輝きを見たいんですね。
「わぁ」って、本当に心が動いた時の、顔。
もうそればっかりはね
ぜったいに保存できないものなんです。
感情って、保存できないですよね。
うれしい
悲しいとか
くやしい
愛おしい
そういう心の揺らぎ。
そこに触れたいのです。
それを実感して、共有したくて
デザインのお仕事のみならず、
コンサルでクライアントの琴線に響く言葉を
広げて見せたり
作品づくりをしています。
お着物を着せてあげるのも、そうです。
いまって、なんでも保存できますよね。
技術の進歩で、データだけじゃなくて
命だって
一千年前の絵画の再現だって、できますよね。
私が大切に感じるのは
「保存できないものを作る」ということで
たとえ画面越しであっても
皆さんのお顔が見えてないとしても
なにかをリアルに共有したかったんです。
そのときの状況、そのときの顔ぶれ、
その場で共有する
『いまの時間』
それは、消えてなくなるからこそ
尊いものなんだと。
そう思っています。
なので、録画はせずに、進めます。
いろんな事がありますけど
周りでなにが聞こえても
遠くでなにが起こっても
自分が穏やかに、しあわせでいることに
力を注いでいきたいですね。
大切に思う人達のためにも。
それでは、23時に。
だらっとリラックスして来てください^ ^
今宵、お待ちしています。
「お気をつけて」って言わなくていいんだ♪