こんにちは。
世界観コンセプト・ナビゲーターの遠藤朝恵です。今日は雨の東京でした。
…個人でお仕事をなさっていて、自信がなくなったことはありますか?
私は、よくあります。
年に1回くらいは、どーんと落ち込むことがあります。
頭の中のイメージ通り作れない
才能ないなって思うこととか
どうも要領が悪いっぽいし
うまく立ち回れないな
って。
思うことは、たまにあります。
強烈なブレーキが、自分にかかる時とかね。
自信がなくなった時に
読んで下さい
ちょっと前のことなのですが、クライアントさんがある時ものすごく、気持が落ちていましてね。世界観コンセプト・メイキング個別プログラムを終えられた方なのですが、その時にかけた言葉が、もしかしたら、他の方にも力づけになるかもしれないと思って、ここに書きます。
お一人お一人、売ってるものも状況も違いますから、全てが当てはまるわけではないのですが
自分だったら?
って、置き換えて読んで下さい。
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- 人はどんな時に自信を失くすのか
- さんざんもがいて、糧になる
- 自信は乗り越えて身に付くもの
- 最後に
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人はどんな時に自信を失くすのか
私のクライアントさんは、起業して2年目です。
お客様からお申し込みもちらほら入るようになって、毎月の集客がだんだん安定して来たように思えていました。
ところが…久しぶりにお会いしてみると、いつもより存在感が薄い。ぱっと見て「落ち込んでるな」って分かりました。
余談ですが、心の状態って外見に現れます。隠してるつもりでも、その人の発するエネルギーは、隠しようがないんです。
どんなにオシャレな服を着ていても、明るく振舞っていても、自信のあるなしや、悲しいのか怒っているのかは、伝わってしまいます。ちなみに、写真でも画面越しでもなんとなく伝わります。
話を聞くと彼女のところに、立て続けに難しいお客様がいらしていました。結果的にその方達を喜ばせることができなかったようなんですね。ご本人がそう解釈していたということで、事実は分かりません。
問題は、その出来事によってお仕事に、というよりも自分のやっていることの意味が分からなくなってしまったことです。
私なんかが人様からお金をとってやってて、いいんだろうか?って思うんです。
私じゃなかったら、もっと満足できたかもしれない。何万円も払ったのに、思うような結果にならなくて、むしろ私に出会わなければよかったんじゃないかって。
そう言っていました。
まわりを見れば、皆んなお金の話ばっかり。ちょっとボヤいてみたかっただけなのに、仲間内からカウンセリングの売り込みが来たりもする。
そりゃ仕事だから、綺麗事じゃないんだから、売らなきゃいけないのは分かります。でも…。売れれば、いいの?って思ってしまう。そうしたら自分の活動も広報も、一切やる気がなくなってしまったんです。
話は変わりまして。
私も一時期、ものすごく自信がなくなって、一切の広報活動をしなくなったことがあります。
「あなたのやってることって、起業支援みたいなことだよね。実際に起業して残るヤツなんて10人に1人か、2人くらいしかいない。それ分かってて支援するのは、初心者を騙してるようなものなんじゃないの」
と、あるベテランの経営者さんに言われたのがきっかけで、販促とそれにつながることが怖くなってしまいました。(その方は意地悪で言ったんじゃなくて、ほんとに私のことを思って言って下さったのですが。)
皆んな結局は、よくしたいのは売り上げ。私が最終的に提供するのはデザインだけど、デザインで直接売り上げが上がる訳じゃ無い。私のやってることって一体なんなんだろう。
そんな風に思いました。
私と、私のクライアントさん。
入り口は違いますが仕事に対して自信がなくなってしまったことは一緒です。総じて、視点を高めて表現するなら、人が自信を失う時って
『自分のやっていることの意義を見失ったとき』
ではないでしょうか。
さんざんもがいて、糧になる
この時のクライアントさんの気持、わかるなって思いました。
出来事に対しての気持がわかるんじゃなくて、そういう風に落ち込むときって、あるよね。分かる。
という意味で。
人の事情は、その人にしか分からないものですからね。
もしかしたら、これを読んでいるあなたも、出来事は違えど同じように、ご自分のやってることに対しての意味・意義を見失っている今かもしれません。
そんなあなたに、私からのメッセージをお伝えしますね。
。。。。。。。。。。
<自信を失っているあなたへ>
正直に教えてくれて、ありがとう。
あなたの悩みは、あなたにしか分からないから、ごちゃごちゃ言いません。無理にポジティブな意味づけとかも、しませんよ。
そういう時、私ね
やってることがあるんですけど
もしよかったら、参考にして下さい。
まず、徹底的に落ちこみます。
悲劇のヒロインになるんです。なんなら、電気も消して、ものすごい悲しい曲とかかけてもいいです。昔のイヤなこととか思い出して、泣いてみるのもおすすめ。泣くって、すっきりしますよね。
中途半端なポジティブ思考は、やんないほうがいいです。余計こじれるから。
今はもがきたいだけ、もがいて下さい。
辛いかもしれないけど、今の体験してること全部、あなたの糧になりますよ。
あなたのところに来たお客様もいずれ、あなたと同じ思いをすることがあるでしょう。そんな時に、今の体験をどう乗り越えたかを、教えてあげて下さい。
体験した人だから言えることって、あるでしょ。
自信は乗り越えて
身につくもの
あとね
自信て、いつもあるものじゃないです。
自信つくこともあるし
なくなることもある
その繰り返しなんですよね。
打ちのめされて、それを乗り越えて、
はじめて身に付くものです。
たぶんこの先も、何回も
自信を失うことはあります。
私だって
23年もデザインやってても
自信あるか?って聞かれたら
ないことだって多いです。
でも、「あります」って言います。
それはプロとしての、
お客様への礼儀なんです。
私たちの経験年数なんて
お客様には関係なくて
お金を頂く限り、プロなんですよ。
例えば、
具合が悪くて駆け込んだ病院で
お医者さんに
「自信ないけどせいいっぱい、頑張ります」
って言われたら?
レストランに入ってシェフに
「美味しく作れるかわからなくて...」
って言われたら
嫌ですよね?
笑
自信があろうとなかろうと、
やり遂げなくてはいけないんです。
今後も、自信がなくなることは
きっとあります。
何度も。
なくなったら、取り戻せばいいんです。
ちょっとずつね。
あなたは、あなたです。
自分が良いと思うことを、
貫いて下さいね。
そして、続けていて下さい。
やめたら、それで終わりです。
楽しんで下さい。
。。。。。。。。。。
後日、クライアントさんから連絡が来まして
そこにはこう書いてありました。
あの日、朝恵さんと話してなかったら、今日のお客様にもちゃんと向き合えませんでした。
今日はお客様はもちろん、私自身も楽しめました。
そして、怖いなと思う仕事も、頑張ってきます。それを受けたからか、これまでとは一段違う本格的な仕事の話ももらいました。
一段と怖いです。
でも、やるしかないなって。
あとは楽しむだけ ですね!
。。。。。。。。。。。
あーよかった。
そうなんです。
周りがどうこうというのは関係なく。
いかに自分が、
自分を整えて楽しめるか?
これが全てです。
勤めている、個人でやってるに関わらず。いろいろありますよね。
最後に
現実的なアドバイスです。
ここがポイントなんですけど、落ち込むのは期限を設けて下さい。だらだらと落ち込まないで。長くて3日にしましょう。
で、ちょっと落ち着いたら、紙に書き出します。
何が嫌なのか
誰が嫌なのか
ブラックなことも全部書きます。
最後に「なにがどうなったら良いのか?」
これを見つけるようにして下さい。
自分の「こじらせポイント」にも、ここで気づけたら、なお良しです。
そして、逆境をくぐり抜けたあかつきには
・どんな時に自分が落ち込み
・どんなふうに乗り越えるのか
自分の鉄板パターンを見つけて、大切にしまっておいて下さい。必ず、役に立ちますよ。ほんとです。
おかげさまで私は自分の「ぐるぐるからの抜け方」を覚えました。胸張って、デザインも、世界観作りもおすすめできていますよ。
何か少しでも、お役に立てたなら幸いです。あなたの気持ちが少しでも軽くなって前へ進めるようになることを
ここから、応援していますね。