こんにちは。世界観デザインの遠藤朝恵です。
先日、また撮影をしてきました。ふだんクライアントさんへ提供している「瞬感フォトセッション」を自分へ。良い写真いっぱい撮ってもらいました!
自分が被写体になるのは、プロフィール撮影などで何度かあるのですが、世界観を表すイメージ写真の撮影を、作品発表以外で自分ごとにするのは初めてでした。
色々いろいろ、得たことがあるので、備忘録として書き留めておきます。
瞬感フォトセッションを
体験しました
〜世界観の撮影を
セルフプロデュース〜
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1.瞬感フォトセッションとは
2.どうして写真にこだわるのか
3.撮られる側に立ってわかったこと
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|| 1.瞬感フォトセッションとは
クライアントさん(今回は私 遠藤朝恵)の世界観を表す写真を撮る時間です。
一般的なプロフィール写真とは違い、ぱっと見て世界観が伝わる写真を撮る時間です。以下のことを考えて企画を進めます。
・撮影のテーマとコンセプト
・世界観を伝えるために、どんな構図、どんな雰囲気の写真が必要か?
・撮りたいカットを撮るために、必要な機材やもの、仕掛けは?
・色の管理:ブランドカラーをはじめとする色合いや色調、光の加減
・スタジオをどんなところにするか(屋外かも含めて)
・小物や衣装のテイスト(何パターン着替えるか)
・モデルさんなど、クライアントご本人以外に必要な人材の確保
・予算と当日のタイムスケジュール
・クライアントさんが大切にしたいことは何か
これらのことを企画書にまとめて、クライアントさんのご承諾を頂いて進めます。
クライアントさんがいちばん大切にしたいことは何か
ここを把握することが、重要です。(デザインしていても写真のディレクションでもコンサルしていてもこれは共通。)
今回私がいちばん大切にしたかったことは…
「普段の私っぽいこと」と、「自然な笑顔で映る」ことでした。
|| 2.どうして写真にこだわるのか
どうして写真にこだわるのかというと…
私が単純に写真が好き(撮るのも・見るのも)なのと、グラフィックデザインをやっている中で、写真のクオリティが仕上がり全体の質や、訴求力を決めてしまうということに気づいたからです。(写真が入らないデザインの場合は除きます。)20代後半でした。
当時は、勤めのデザイナーとして毎日毎日、新聞の折り込みチラシや電車の中吊り広告などを作っていました。
良い素材(写真や画像・イラスト)が渡されるとどうレイアウトしても決まるし早く仕上がるけど、逆は…。
どう頑張ってもデザインをキメるのが難しくて、ならいっそ写真無しのデザインに切り替えた方が、イメージを壊さずに伝えたいことを伝えられます。
どんなに饒舌に語ろうとも、瞬間的に届けたい人の興味を惹きつけなければ「その先」を読んでもらえないし
提供側である私たちの話を聞いてもらう、読んでもらうためには、ファーストビューに無言のメッセージをこめて読み手のハートにぶつけることが必要だからです。
簡単に言うと、こういう良い写真があると、担当デザイナーはすごくテンションが上がるのです!
どんなテンションで作ったか、書いたか。
それらが結果につながるので
クライアントさんにも、写真撮影をおすすめしています。
私自身も企画を考えてスタイリングするのが、すごく楽しいので。ちらっと映る窓枠の色や、床や壁の色・材質なども、世界観を表すのにとっても大切な要素なんです。
|| 3.撮られる側に立ってわかったこと
今回はじめて「撮られる側」としてカメラを向いてみて、分かったことがあります。
それは、前日夜と当日朝の、ナーバスな感覚です。
なんていうんでしょう…
これまで、これまで、クライアントさんがカメラを向くその瞬間に緊張することはよくよく分かってるつもりでいたのですが、実は分かっていなかったのだな、と気づきました。
昨年、撮影を決めたクライアントさんが言ってたことを思い出しましたが
「撮るって決めたから早いとこ撮ってしまいたい。そうしないと、不安でまた逃げそうになるから。」
これを聞いた時の私の反応は正直、軽い驚きでした。
「えっ 不安なんだ。皆んなが集まってワイワイ自分のための1枚を撮ってもらうって、結婚式みたいに楽しいのでは?」
と思っていたのです。
でも今はよくよくよく。わかります、その不安。
不安の正体は…今回の私はこんなことを考えていました。
・自分のために人を集めてる、失敗したらどうしよう
・ここまで計画してやってるのに、良い写真、自分が気に入る写真がなかったらどうしよう(がっかりしたくない)
・緊張して笑えないんじゃないか
・お金もかけるのに
などなど。
多かれ少なかれ、芸能人や写真を撮られ慣れている人でなければ同じようなことを思うのではないでしょうか。
クライアントさんの、前日ひいては当日のコンディションはすごくすごく重要なので、これまで以上に安心させてあげたいです。
当日、準備や場仕切りをしながらカメラを向くというのは、切り替えが難しくうまく判断がつかないことが想像できたので、信頼できる人たちに応援をお願いしていました。
私の見た目を整えて客観的に判断してくれて、リラックスさせて頂きました。
ほんとうに、助けられました。この場をお借りして、お礼を申し上げます。
お客様役をやって頂き、何回も出たり入ったり…や待ち時間、客観的なご意見をありがとうございました!
皆さんに、姿勢や立ち方の指導をいただき、和ませ頂きました。
私は、人に写真を撮られるのが苦手です。特に笑った顔。
そうなんです、だからこそ
私のいちばん大切にしたかったことは
「普段の私っぽいこと」と「自然な笑顔」で…
これまで、何度かプロフィール写真撮影をしてきましたが、こんなふうに映ったことが無かったので、仕上がりを見て本当に嬉しかったんです。
写真を撮られるってとてもエネルギーを要します。でも、これだ!っていう瞬間を全員で作り上げて、それを捉えることができた喜びは、格別でした。
これらの写真を使って、これから色々作り直したり、発信を続けたいと思います!
そして
これを読んでくださっているあなたももし、プロフィール写真を越えた『世界観を表す1枚』が欲しいと思ったら
ぜひとも、私にご相談ください。
あなたのお気持に添う進め方で
「あなたらしさ」が瞬時に伝わるカットを、必ず作り出すことをお約束します。
あなたが、等身大の「あなたらしさ」を発信されていくことを
ここから、応援していますね。
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・アートディレクターが教えます。写真で世界観を表すコツ
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*瞬感フォトセッションは
「世界観コンセプト・メイキング個別プログラム」を
受けて下さった方への特別オプションです。
*世界観コンセプト・メイキングの募集は不定期に行なっています。
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