(昨日の続きです)
自分は何を売っているのか
これから何を売ろうとしているのか
はっきり答えられるかどうか、
これはとても大切なことです。
その答えを持っていないとしたら
あなたの見せ方(ビジュアルデザイン)
あなたの言葉
あなたのふるまい
あなたの扱うサービス
全てにつじつまが合わなくて、
何が言いたいのか分からない人に
なってしまいますし
何事においても、“決断”がしにくいでしょう。
私の例をお話しますと
ずっと、ウェブサイトを作れませんでした。
ゆうに何年か、経ってしまっていたんです。
それなりにお金もかけて、
専門家に相談したことも何度かあります。
にも関わらず…です。その理由は
自分が『要するに何を売っているのか』
答えられないし、その結果
自分をどう見せたらいいか、
分からなかったからです。
時間もお金も、もったいなかったです。
それは
クリエイターや、
相談した専門家のせいではありません。
コンセプト、方向性を示すのは
発注者の義務だから。
自分が明確なコンセプトを示すか、
またはお金を払ってコンセプトから
作ってもらうか。
そのどちらかなんです。
私は自分が決断するための「ものさし」を
持っていなかった。
自分が売っているものは、
高い視点で解釈したらなんなのか。
これは本質的な問いです。
これが分かっていれば、取捨選択ができますし
ほんとうに届けるべき相手(お客様)が
誰かも、自ずと分かりますよね…?
取捨選択ができれば、決断・行動が早まります。
『言葉・ふるまい・ビジュアル』
この3点のベクトルの向きを揃え、
自分のMAXのエネルギーを乗せて動くこと。
それが、あなたのメッセージを
強く印象付けることにつながります。
じゃあ「ものさし」を定めるために
何をしたら良いか?
それを今からお伝えしますね。
。。。
まず、あなたの商品・サービス
できればなるべく、これから提供したいもの
全てを書き出して下さい。
そしてそれらを俯瞰して、眺めてみるんです。
あなたが常々、大切にしていらっしゃる価値観と
照らし合わせた時、
なにか共通点が見当たりませんか?
私だったら
“何のカテゴリーで、どんなデザインを
提供したいのか”を書き出しました。
そして、いつも自分が好きだと思うものや
大切にしている価値観、それらをクロスオーバーさせて
俯瞰してみた時に、私がみつけたものは
「上質感を感じさせる色づかい」や、
「余韻を感じさせるもの」でした。
さらに、抽象度を上げて解釈すると
『誰かをちょっと、良い気分にさせるもの』
だったんです。
必ずしも、デザインでなくても、よかった。
すごくゴージャスなものよりも、
“その人”の側で活きるものを提供したい
それが分かったとき、ものすごく
腑に落ちました。
“ああだから同じデザインでも
これが嫌で、これがやりたいんだ”
点と点が、一気に集約されたような
感覚がおとずれたんです。
そこをスタート地点とし、
さらに探求を続けた今は
同じことを聞かれたら
『自分を知り、本質を表現するためのプロセス』
と答えています。
まとめると
目の前に散らばっているものを
・一度ぜんぶ集めて取捨選択し
・カテゴライズして
・抽象度の高い視点でとりまとめてみる
という工程になります。
――――――――――――――――
自分が提供したいのは要するに何か
それは誰のためか
どうしてそう思うに至ったのか
――――――――――――――――
これらを端的に、
はっきりクリエイターに言えるなら
真のメッセージを内包するビジュアルを
手に入れるのは
そう難しいことではありませんし
あなたが出会いたい人にも、
必ず届きます。
逆だったら、どうなるか?
…ここまで読み進めて下さったあなたなら
もう、お分かりになりますよね。
あなたのメッセージを強く深く
お客様に届けたかったら
どうぞ根本から、本質を探ってみて下さい。
完全プライベートの6ヶ月プログラムでは
あの手この手で寄り添いながら、
あなたの「ものさし」も
引き出していきます。
私がデザインで「ちょっといい気分」に
してあげたいのは、女性です。
女の人が嬉しそうにしている顔を
見たいんです。
もっと言うなら
いつもヒステリックだった
母なんですけどね。
(私が長女を産む2年前に他界しました)
あ、そうそう。
話が膨らみすぎてしまいましたが
ことの発端
父が夫に聞きたかったのは
“なんのために働いてるのか?”
ということだったと、思います。
おそらく本人が、途中でよく
わかんなくなっちゃったんでしょうね。
父が何を売っていたのかは…
結局、聞けずじまいでした。
夫、Y氏が建設技術を通して
売っているものは
『信用』
だそうです。
。。。
冒頭のイラストも、生前の父が描いたもの。
大好きだった赤い薔薇 “クリーンエリザベス”。
父のこと、私のルーツのエピソード
。。。。。。。。
1秒で私らしさを伝えよう。
ブランディングやデザインの前に、世界観のデザインを。
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