こんばんは。
世界観コンセプト・ナビゲーターの
遠藤朝恵です。
いきなり、めっきり、秋が深まってきましたね。あっという間の夏でした。ひと夏、どんな風にお過ごしでしたでしょう。
今日は私のこの夏のできごとを、お話します。洋服を着せ替えるように、自分のセルフイメージを塗り替えた時間でした。
この夏のチャレンジ、話します。
7月16日。
とある集まりに出向きました。
何度か参加したことのある、心理学の学びがベースになっている目標達成の塾です。
そこに参加すると、自分次第でたった数ヶ月の間に数年分に匹敵する「何か」を得られるので、何度もリピートしています。
ダイエットをテーマにする人もいれば
会いたい人に会いに行く
結婚する
出版を決める
前年比200%の売り上げを3ヶ月で達成する
などなど
自分のステージが変わる。
無理だと思っていたことを実現できる。
「一生分の気づきを得られた」という人さえ、います。
嘘みたいでしょう?
そんな嘘みたいな本当の体験を、その場にいくと皆んながしています。
2019年の夏、百人一首の短歌、百歌全てをデザインしたWAKA100designsもその塾に参加して作り上げました。2ヶ月ちょっとで100デザインを起こしたのです。ふつうに取り組んでいたら、絶対できなかったこと。
(こんな作品でした。40秒の上映会LUSEはコチラ)
その場で与えられるのは、興奮とか高揚感などではないんです。静かな、深い自己観察と、自己洞察への「きっかけ」のみ。
各々が自分を客観視して滞りの原因を特定し、意識の向かう先を変える。あとは個々に、ひたすら目標に向かうだけです。
それでけで自分の現実・未来はいかようでにも変えられるということを、これまでの参加経験から得てきました。たった2ヶ月のことでしたが、今回も1年分以上の濃さで、私の意識は変わりました。
せっかくなので忘れないうちに、そのことを書いておこうと思います。
さて今回の私の目標はというと
つい先日まで取り組んでたこと。「未来創造レッスン実践セミナー」です。『セミナーを10回開催する』という目標にしました。ただし条件をつけて。
知人・友人以外の人を対象とすること、です。知人のみの回はカウントしませんでした。
ふだんからプレゼンやセミナーを開催していらっしゃる方にとっては、なんてことない事ですよね。けれど私にとっては、それは「絶対にやりたくない」「絶対に無理」と思う目標設定だったのです。
なぜかって
私は、ロジカルに説明するのが苦手だし
オフィシャルに話すのが下手だし
そもそも、説明できないから、感覚でモノを作ってるんだよ?
という確固たる自己イメージをもっていたからです。人前で話すなんて、そんな。
絶対にやりたくない理由はほかにもありました。
クリエイター仲間からはヒンシュクを買うだろう
という想いからです。
クリエイター仲間からはヒンシュクを買うだろう
これを読んでるクリエイターの方にお聞きしますが…。
コンサルやコーチって、嫌いじゃないですか?はっきり言って。
うさんくさいと思ってますよね?
うまいこと言って自分を言いくるめてくるような気がしませんか。手を動かさずに口ばっかり、嘘ばっかり、みたいな。
全然そんなことないんですけどね。むしろクリエイターなら、コーチをつけたほうがいいです。アスリートと同様に。
私は仕事や子育ての行き詰まりから、心理学の勉強を始めました。自分をなんとかしなきゃ、この先クリエイティブの仕事を続けていくのは難しいと、痛切に思ったことがきっかけでした。
その学びを通して、コーチやコンサルタント、カウンセラーを目指す人達と親しくなりました。以来、学び続け、残っている人たちは、皆さん優秀なコーチ・コンサルになっています。
...にも関わらず。
私はずっと、人に自分の話を聞いてもらう事に対する強い抵抗感を感じていました。
なぜなら、
クリエイターは、話すべからず。作品を横に置いて、黙ってるのがカッコいい。
と思っていたからです。説明をするのはダサいとすら、思っていました。
そういうつよーい思い込みから産まれた解釈は、コンサルなどをする=クリエイターから嫌われるだったのです。
クリエイター仲間から嫌われるのは怖いのか、ですって?
怖いですよ!
私のホームだもん。皆んな、余計なこと言わなくたって作ってるモノや思想を持ち寄れば、一瞬でつながれる。そういう世界は、私にはとても楽ちんで心地がよかったのです。
ですので、「セミナー10回やります」って目標宣言しちゃった後、ものすごくすごくすごく落ち込みました。
クリエイター仲間から嫌われるだけじゃなくて
やりまーすって出したところで人はそうそう動かないでしょう。安くたって無料だからって、人を集めるって大変なこと。話すのはしかも、作品についてじゃないし。“自分の経験から得た確信”という、目に見えない不確かなものです。
ああ、やだな。無理。絶対にできない事を言っちゃったよ。あーあ…。
その目標を、塾内でオープンに掲げた3秒後から、激しく落ち込みました。そこからのスタートです。
結果的にはね できちゃったんですけど。なにを話すか、のゼロベースから企画始めて2ヶ月で。
10回どころか、全部で15回ご予約をいただきました。その先の目標にしていた、世界観コンセプト・メイキングのお申し込みまでいただく事ができました。
結果的にはあっという間にできちゃったんだけど、じゃあそれが簡単にできたのか、といえばそんな事はありませんでした。ものすごい勢いで自分の意識を変えたからできたのです。
なぜそれができたのか?一番大切なことを、簡単にお話ししますね。
今回私は、本当にやりたいことのために、自分の一番大切にしている自己イメージや価値観を、一旦脇に置く、ということをしました。その結果、「こうなりたい自分」を手にいれることができました。
どういうことかというと
私のなかで、「クリエイター」と「作品無しに話をしてお金をいただく」ことがどうにも相容れなかったのです。だから『私はクリエイターである』という自己認識をいっかい手放すという決断をしました。
私が本当にやりたいのは、WAKAという、自分のオリジナルの作品づくりです。
でもね。皆さんお気づきでしょうか。
作品作りを続ける。それにはお金が要るんですね。
私の場合は手に取れるモノを作りますので、資材代、業者さんを使ってのサンプル制作代金、商品制作代金。その他諸々。見えないところにこそ、お金は必要なんです。
綺麗事では、続けることすらできない。
クラウドファウンディングを使うとか、パトロンを募るサイトにエントリーするとか考えなくもなかったのですが…
まずは自分の力で、腕一つで、叶えたいと思いました。
考えた結果いまは、世界観づくりのサポートをメイン商品とすることで、作品制作の資金を作ろうと、決めました。個人レベルで作品を売ることで出る利益なんて、高明な作家でもなければ微々たるものですし、あと10年後に果たして同じことを同じペースでできるか?と考えた時、メンタル・体力共にも難しいと分かっているから。
デザイン受注を「待ってる」だけではなく、自分から需要を生み出し人を集めるということを選びました。
自分の作品づくりと他人様のデザイン、それをつなぐものは「コンセプトを立てて挑む」ということが共通点だったからです。自分の想いとかけ離れていることを生業とするのは苦しい、ということは、これまでの20年のフリーランス経験で骨身に染みている私でした。
というのが、個人セッションをメイン商品にしよう、セミナーをやってみよう!と考えたきっかけです。
長くなりましたので、今日はこの辺で。
続きは明日、お話しますね。