こんばんは。
世界観コンセプト・ナビゲーターの
遠藤朝恵です。
春に開催した
WAKA100designsワークショプ
online
の、第2回目を開催します。
WAKA100desingsとは、
「言葉を、アートに」をコンセプトに
百人一首を読んでその世界観をビジュアライズした
私のオリジナル作品です。
言葉を、アートに。WAKA
もともとは、レーザーカットで
制作する立体アートだったのですが
2019年の夏、百首全てを、
グラフィックアートにしました。
ちょうど1年前になります。この作品を仕上げた後、9月にデザインの上映とコンセプトをお話する機会を設けたのですが、「どうしてこのデザインになったのか」というご質問を数多く頂いていたものの、その当日にはお話しきれなかったのです。
そうしたら
この歌を表しているのはどのデザイン?
このデザインの元になったのはどの歌?
デザインと歌を目の前に見ながら、歌とデザインの絵合わせ遊びをしたいです、というお声を、その会に来てくださったお一人が私にかけて下さったんです。
人様から自分の作るものを求められる、というはとっても嬉しいもので。
今年に入ってから、私からその方にご連絡して、事務局として一緒にワークショップを企画して頂きました。
第一回目の様子はこちら
この先を乗り切っていくために必要なのは自分軸と情報を受け取るための感性です。
3月末にリアルで企画していたワークショプは、ギリギリのところで東京都の外出自粛宣言を受けて、オンラインに切り替えました。「次は夏頃に、リアルでやりたいね」と話していたのですが...
いろいろかんがみて、今回もオンラインにしました。
音楽家や、役者さん。コロナの出現によって、いま、様々なアーティストが活動を制限されています。舞台に上がって輝きを放つ人が、目の前に「その場」があるのに、自分の才能を発揮することができない。その苦しさは、いかばかりでしょうか。
社会に余裕がなくなってくると、真っ先に切られるのがアートです。
「なくても、生きていける」
そういう理論ですよね。
私も時おり作品を作る者ですが、そう思います。「もっと必要なこと、たくさんあるよね」って。そういう後ろめたさを感じながら、作品制作をしていることも、あります。
でも...。
昨日とある人のパフォーマンスを観にいきました。セリフのない、一人芝居でした。20分間、たった一人。小道具やセットはなし。舞台に一人だけ。いつもは満員になる会場も、まばらでした。
音響と、役者さんの息づかいと、手さばき・足さばきの音だけが聞こえるんです。飛び散る汗がライトに光っていました。
20分間、とても濃かったんです。
『命を使ってるなあ』って、感じました。言葉はなくても、とても沢山の言葉にならない想いを、受け取ったんです。娘たちと一緒に、役者さんの情熱の躍動を真正面から感じました。
その舞台を見て、とても勇気づけられたんです。と同時に、私も私のできることで誰かを力づけたいって、思いました。
「自分を表現する」
それは人間だけが持つ独特の性質です。
そういう場が、機会が、受け取る感性すら失われていってしまうのは、とても悲しい。
手段があるなら、表現するべきだと思うんです。どんな形でもいいから。何か出す。出すことに意味がある。
だから私も、出します。安全な環境な条件を整えたうえで。綺麗なものを通して、力をつけて頂きたいのです。
そして、この先を乗り切っていくために必要なのは自分軸と情報を受け取るための感性です。
感性を磨く時間を、ご一緒しませんか。
〜ワークショップの内容〜
主に「夏の歌」を中心に歌合せ・絵合わせを通して、和歌の世界に触れる時間をお届けします。実際に私がどのように「言葉を、アートに」するのか、その工程も公開しつつ、皆さまに“デザインを体験していただく” 時間もご用意しました。
1: WAKA概要のご説明
遠藤の自己紹介と、作品のコンセプト・背景についてご説明します。
2: 和歌のデザイン解説
どのような思考回路を経て、デザインに落とし込むのか。数種類のデザインを例にとり、意図を解説します。想像力をどのようにクリエイティブに使っていくか、ヒントが得られます。
3.絵合わせ・歌合わせ
この歌を表しているのはどのデザイン?このデザインの元になったのはどの歌?クイズ形式でお楽しみ頂きます。
4.言葉をアートにしてみよう
お題としてご提案する和歌を、ラフデザインに起こしていただく時間です。むずかしく考えなくてOK。デザインのヒントも、お渡しします。気軽に感性をアウトプットして下さい。
今回も主催の私たちは着物で参加です。夏着物や浴衣が着られる方は、ぜひお召しになってご参加下さい。お洋服のご参加ももちろん、大歓迎です。
〜ワークショップのご感想〜
・事前にドレスコードを設定してくれたことで、ワークショップまでの時間もそのことを考えられて、ワクワクした気分になれてよかったです。 朝恵さんのデザイン、本当に考え抜かれていて尊敬!でした。 和歌に寄り添ったうえで、自分の表現したいことをそぎ落としていくというところが、個性にもつながっていくのかも、と思いました。 デザインはやったことがなかったのですが、意外と楽しめました。 もうちょっと考えてみたいと思いました。 最後に、皆さんの鋭い質問や洞察のおかげで、朝恵さんのより深いお話を引き出してもらえてまたさらに楽しかったです。大人数になると発言するのは、ちょっと大変そうかなと思いました。
・デザインが、どのような過程を経て生まれるのか、朝恵さんの頭の中や活動の経緯を懇切丁寧に見せていただいて、とても面白かったです。楽しい時間をどうもありがとうございました!
・和歌のデザイン過程の説明に加え、クイズに答えたり自分でデザインしたりすることを通じ、和歌と遠藤さんのデザインの素晴らしさを知ることができ、本当に楽しくて豊かな2時間30分でした。また参加したいと思っています。
〜ご参加の方だけへプレゼント〜
ご参加下さった方に、スマホ用のWAKAデザインのオリジナル待受画面をプレゼントします。(iPhone・Andoroido各バージョン)
情緒あるオリジナルデザインを、日常でお楽しみください。こちらは前回プレゼントの春バージョンです。
〜詳細とお申し込み方法〜
WAKA100designs
ワークショプonline
〜夏の絵合わせ・歌合せ〜
日時 : 2020年7月12日(日)
14時〜16時(30分程度延長の可能性あり)
オンライン会議室ZOOM
参加費:2000円
お申し込み方法:
Peatixでお申し込みと同時にカード決済となります。
https://waka2020summer.peatix.com/
パスワード:waka0712
※上記パスワードを入力して下さい。
キャンセル規定:
オンライン開催のため、原則的にご返金には対応致しかねます。
〜最後に〜
私は、仕事として提供するコンセプト・メイキングやデザインも、自分の作品づくりも、元をたどれば全て同じ想いから始めています。
綺麗なもので誰かを力づけたい。
“ 自分が作ったもので、誰かをちょっと良い気分にする”
それが私の役割です。
あなたにも、良い気分でニコニコしていて欲しいのです。あなたがニコニコ幸せだったら、周りの人が嬉しいから。
ご一緒に感性を磨き、楽しい時間を共有できたら、とても嬉しく思っています。