こんばんは。
世界観コンセプト・ナビゲーターの
遠藤朝恵です。
今日も23時30分から「夜の本棚」があります。いつからでもご参加可能です。お知らせを受け取りたい方はこちらからどうぞ。
先日は、嬉しい報告を耳にしました。
世界観コンセプト・メイキングを受講してくださったクライント様が初めてのお客様を獲得された、とのこと!
嬉しいです〜〜〜〜〜。
我がことのように。
私が提供している個別のプログラムは、ビジネスリリースのための世界観コンセプトを作るためプログラムです。目的は、それを運用していくため。
作って終わり、ではなく“その先”のための時間なので、形になっていくのは私自信がとても嬉しく感じます。
さてあなたはご自分の世界観を作る、ということに興味がおありでしょうか?あるからここに来て下さっているものと、私は思っていますが
世界観を作りたい、と思っていらっしゃる方は
起業したいか、もう起業している
ずっとフリーランスをやっていてステージを変えたい
どこかに当てはまる方かと思います。
「プライベートも仕事も大切にしながら、自己実現を叶えていく」
そんなライフスタイルをサポートしている私にとって、どうしてもあなたにお伝えしなくてはいけないことがあって、今日の記事を書きますね。
今日の記事は、ちゃんと読むと6分かかります。
起業・副業・フリーランス
売り上げよりも大切なもの
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1.失敗が教えてくれたもの
2.あなたを幸せにする要素とは?
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起業や副業を始めようかな。
そう考えている人には、2種類のタイプがいらっしゃいます。
ひとつは、とにかく収入を得る必要がある人。お勤めの会社がもうすぐにも危ういとか、お給料が出ない、など生活のためのお金が必要な方ですね。
もう一方で、生活に困っている訳ではないけど、副業を始めたい。そうお思いの方もいらっしゃるでしょう。収入のためというよりは、自分らしさを表現しながら自由に生きたいとか、第2ステージを存分に生きたい。そう思っていらっしゃる方。会社員としてのほかに、『自分の顔』を持ちたいと思っていらっしゃる方ですね。
そんなあなたへ。
私はストレートな人間なので
まわりくどく説明するのが、苦手なんです。なので結論から言います。
「自分のものさし」を、大切にして下さい。
なんのために起業したいですか?
それで得たい感情はどんなものですか。
さらに、なにをすれば、得たい感情を得られますか。
それを明らかにして、大切に持っていて欲しいんです。
1.失敗が教えてくれたもの
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以下、私の失敗談です。
もうずいぶんと昔の話ですが、お役に立てれば幸いです。
当時、私はすでに会社を辞めてフリーランスで雑誌のレイアウトデザインを委託で受けていました。フリーランスですから、当たり前ですが不定期です。
今、受けている仕事を終えたら、次にいつ仕事が来るかなんて、分からない。一件仕事を終えるたび、不安まっただなかで空白のスケジュールをやり過ごしていました。
仕事があるか、ないか。
それはフリーランサーにとって、自己価値を直に問われる問題です。世の中の役に立っているのか、いないのか。それがイコール、自分の評価だからです。
楽しいか?
って言われたら、正直、私はずっと、とても楽しいとは言えなかったんですよね。子育てと同じです。
誰かからの査定はない。具体的な成長度合いが実感しづらいのに、毎日、とりとめもなく、ボーナスが出る訳でもなく、日々は続いていくから。
じゃあなぜそんな道を選んだのか?
って聞かれたら、こう答えます。
「それ以外に生きる術がなかったから。」
いい加減にトシをくっていたし。制作系の会社は深夜残業が当たり前ですからね(今は時代的に違うのでしょうか)、徹夜が苦手な私にとって、勤めるという選択肢はなくなったのです。
人によってイメージが違うと思うのですが
フリーランスって、カッコいいもんじゃないです。それしか生きようがないから、なってる。そういう人が多いように、私は感じています。
話がそれました。
そんな私が、ある期間、ベンチャー企業に勤めたんです。理由は空白の時間が不安でたまらなかったから。定収入が欲しかったんです。「安心しながら」、好きなジャンルのデザインをしたかったのです。(最初からずっと、女性に喜ばれたかったです)
求人雑誌を毎日めくって、面接をいくつか受けて、デザイン部を立ち上げるというタイミングの、小さな会社に採用されました。そこは女性ターゲットのイベントや飲食店をいくつか展開していて、私が手がけたい、と思っていたものを作れそうに思えました。フリーの仕事は、並行して受けてました。(フリーランサーは自分からやめたら、そちらとのお取引は、ほぼ終わりです。)
小さな会社ながら、勢いのあるところで。社長は30歳そこそこだけどカリスマ性が強くて、「Trendy」とか「アントレ」の表紙をたびたび飾っていたし、社員の人たちも、いつでも独立できる実力があるだけではなく、華やかな人ばかりでした。男の人も女の子達も。
その中に入れて嬉しかったのを、覚えています。
まるで私自身が、「華やかな人」になれたような気がしたからです。外側からの評価が、欲しかったのです。“そこにいる私というお墨付き” ってやつですね。
私はその会社で、デザイン部の立ち上げを任されました。ベンチャーあるあるの、予算はないけど結果出せよ、みたいな状況でしたが、その時の私はとにかく「期待に応えなければ!」と思って、ぎりっぎりを出し尽くして一生懸命働きました。残業して夜遅くに帰宅して、30分で夕食だかなんだかわからないようなものを流し込み、ばっとシャワーを浴びて深夜からフリーの仕事をこなしました。
毎日その会社で飛び交っていた言葉は。
「イケてるかイケてないか」
「やる気」「ノリと勢い」
「モチベーション」
です。
その時点で、自分の方向性に合っていないと、はよ気づけよー!って今は思うのですが。その時は分からなかったんです。
その会社の「ノリ」に自分を合わせました。
そして、結果。自分を見失いました。なにかというと。
すぐ下で働いていたバイトの女の子を、クビにしたんです。
その子は、センスはあまり良くないけど、優しい子でした。私より前からその会社にいて、後から入った私を上司と見てくれて、精一杯、一緒にやってくれた人です。私の仕事が終わらなくて残業してると、先に帰ったのに戻ってきて一緒にやってくれたり、どうしても事情があってオフィスにいけない私の代わりに、休日なのにオフィスに出向いて1枚のプリントアウトをしてファックスを取引先にしてくれたり。優しくて親切な子でした。その子に、やめるように、仕向けたのです。
「ねー、あの子のセンス、酷くない? 減らしてよ」
社長以下、秘書やブレーン達からノリで受けた指示を、私は自分の心よりも優先したから。
その時の光景は、今でもはっきり思い出せます。ぬめっとした、鈍い痛みを伴う感覚とともに。
さぞ、悔しかったし悲しかったろうなと、思います。その子のその時の顔は、今でも覚えています。
その後、何度か新しい人の採用面接をしたのですが、毎回、見た目の良い美男美女が来るとは限りませんよね。しかも私自身がわりとオタク気質があるからか、かなり個性的なというか、一風変わった風貌の人ばかりがやって来たのです。
見た目のうるわしくない人たちが面接を終えてオフィスを出るたびに、その都度、社長や各セクション担当のマネージャーから上がる声は
「あの人、イケてなくない?」
でした。
ようは、見た目が華やかでないと、OKにならなかったんですね。
こう書くとさも、私が華やかでうるわしいみたいですね、すみません。実際は今より20歳若かったけど、とても残念でした。ヒドかったですよ。(娘にも当時の写真を見せると絶句されます) 私が採用されたのは、今すぐにデザインできる人間が欲しかったのと、持参した事例作が「たまたま」社長のお眼鏡にかなったからです。
ほかにも、特徴的だったことが、人の入れ替わりの激しさでした。
社長のひと声で人事がぶわーーっと変わるのです。毎月、各セクションのマネージャー達は会議という名のものと集められ、数字で評価を下されます。
「本気出せよ」「ノリが悪いんだよ」
そう罵倒され、簡単に降格させられる。社長に気に入られれば、昨日までバイトだった人が高額な年俸でマネージャーに昇格する。そういう風土でした。
人が変わるたび、急な移動なので引き継ぎもまもならないまま、日々の業務を動かさないといけません。新しいマネージャーは各セクションで、昨日まで使っていた業者すら分からないから、新しく入れる。飲食部門なら、グラスなどの備品すら、今あるものを廃棄して、大量に仕入れる、ということも珍しくありませんでした。
結局のところ...私も長くそこには勤めることができず、半年で辞めました。
人をまず見た目でジャッジする。短期間に回す、流行りの華やかな企画を立てて、数字を上げていく。あるものも、捨てる。
そいういう会社の価値観が合わなすぎて、心身ともに疲弊してしまったからです。
殺伐とした人間関係。見た目ばっかりよく見せようとする虚飾。それらにさらされ、好きなデザインの仕事をしたくて入ったのに、毎日が忙しなくて、全く落ち着かずデザイン業務ができなかったからもあります。
私にはその会社でやっていける能力がありませんでした。そこで残っていけるのは、見た目がいいだけじゃなくて華があって、賢く、戦略的な強い人だけ。今でもときおり、メディアで社員の方をお見かけすることがあります。
その会社が良い悪いわけではなくて。「私が」あちらに合わなかったんですね。短期間にわーっと回すのも、数字を追いかけるのも。(だって読み聞かせが今日で何回めなのか、頭の中で数えるのも苦手なんだから、そりゃそうですよね...)
なによりも、団体の中でいい具合にうまく立ち回って、ポジションを獲得する、というのがどうにも苦手な人間なのです。
バイトで入ってひと月で契約社員にしてもらい、そこそこの金額を頂いたのですが
結果的に、安心して好きなデザインをしていたい という願望にはほぼ遠い現実でした。お金はあるけど、苦しかった。見た目ばっかりで心が置き去りのように、感じられたからです。
「ファーストビューは大事ですよ」
そう説いている私が言うのはヘンに思われるかもしれませんが。見た目ばっかりで心がない。それが私の価値観にそぐわなかったのです。いえ、見た目は大事ですよ? 外見は心を表しますから。
でも、そもそも
デザインするのに一番大切なのは心、想いなんです。それが、私にとっての真実です。
2.あなたを幸せにする
構成要素とは?
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ここまでお話して、いちばんあなたにお伝えしたいことは
そのお仕事、なんのために、始めますか?
このタイミングで、自分でビジネスを始めようと思うからには
なみなみならぬ想いを秘めていらっしゃるはずですよね?
大切なひとがいて
守らなければならないものもあって
それでも貫きたいご自身の思いや実現したい未来像があるはずです。それを実現するために。
ぜったいに、あなた自身のものさしを、持っていてください。
個人でビジネスを展開する
それはアップダウンが必ず、あります。どんなにうまくいってるように見える人でも、言わないだけです。周りからは見えませんが経験しているはず。
うまくいってる時は、いいんですよ。
ダウンした時なんです。うまくいかない時に
悲しいかな 私たちは時に「お金」に翻弄されてしまうのです...。
人はそんなに、強くない。
だから。世界観コンセプト・メイキングのプログラムの中で、じっくりとご自身と向き合って、何があればあなたが幸せでいられるのか。それを解き明かしていく時間をとっています。
私だったら
・ご縁のある人と、深いお付き合いをする
・心ありきのデザインをする
・業者さんには敬意を払う
・ちゃんと睡眠をとる
・部屋を整えること
これらが大事です。ここから外れると、とたんに顔が怖くなっていくのを知っています。これも人によって様々ですから、良い悪いではない、ということはご理解頂けていますよね。前述の会社にしたって、数字を追いかけることと華やかなことが好きな人にとってはもう、たまらなくエキサイティングで楽しい、これ以上はない環境だったのです。
大切なのは、あなたがご自分のことを理解しているか?ということ。
集客やマーケティングに力を注ぐ前に、自分の土台をしっかり固めて、足場を作ってスタートさせて下さい。目的は、あなた自身が幸せになるため。のはずですよね?
あなたが、ご自分のものさしをしっかりと携えて、世界観を展開していくことを
ここから、応援しています。
これは私の「間違えた仕事」の大失敗第2弾です。実はこれの前にも、大大大失敗をしています。なかなか学習できなかったのです...。そっちもそのうちに。
この記事、書き始めたのは3日前なのですが。夜中に書いていて、ほぼ書けた〜ってところで、一回だけ“取り消し”を押したら...
Oh, my god!!!!!
半分消えてしまったのです〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。がっくりうなだれて、ノートを閉じた午前3時でした...。
と言うわけで、いつになくとりとめもなく、長くなりましたが、集客、売り方、マーケティング諸々よりも大切なもの、それはあなたの幸せを構成する要素です。
なにがあなたを幸せにするのか、それを分かってあげられるのは、他ならぬあなだだけなのです。ご自分のものさし、大切に、しっかりと抱いていて下さいね!!!!!
ブログ以外に、個人で仕事を獲るためのスタンスや世界観コンセプトのテーマで、お話ししています。
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