こんばんは。
世界観コンセプト・ナビゲーター
そしてアートディレクターの遠藤朝恵です。
来月、5/23(日)に、私の作品WAKAのオンラインワークショップを開催するのですが、リリースして数日で、半分のお席が埋まりました。
毎回、人を集めるのにひーこらしているのですけれども
このたびは私
なんもやってない、、、!
やったことと言ったら、ワークショップの告知文を一部上書きして、画像を作って、SNSに情報を流しただけです。それはデフォルトで、いつもだったらさらに、どこかでプレゼンしてきたりするんですけどね。今回はそういうことをまだやっておらず、パートナーの大場安希子ちゃんと島津共範さんのお力と、リピーターさんのおかげです。
ありがたいこと!!!!
私、わりといつも、手を貸してくれる誰かに恵まれているんです。
仕事でもプライベートでも。
それは何でかなーってしばらく考えていましたら、いくつかの法則を見つけたので、今日はそれをお伝えします。
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遠回りのフリーランス
叶えたいことがある人へ。
協力者を得るために
大切なこと
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- 1.「こうしたい」というイメージを明確にして共有する
- 2. 情熱をもって伝える
- 3.協力を期待しない
これまで、ワークショップ以外でも個展をやるとか作品づくりをするとか、仕事でプロダクトの生産をする時でも。
たくさんの方の協力を頂いてきました。例えば…
・初めて作品の展示販売をする時にお店を貸してくれたカフェのオーナーさん(大事な友達になりました)
・初めてセミナーを開催する時に、コミュニティでの登壇を許してくれたデザイナー仲間
・プロダクト生産をするとき、生産を担ってくれた業者さん
前提条件をお伝えしますと、どの方もとびきり親しいという仲ではありません。上記の例でいえばデザイナー仲間以外は、プロジェクトを進めるうえで知り合った人たちです。
見返してみると、どれも私にとっては「初めての」経験でした。ということは、人を動かすのに必要なのは必ずしも「実績」や「肩書き」ではないということがわかります。
※ちなみに私は何をやるとき「カネなし・コネなし・実績なし」という前提で動いています。肩書きについてはこちら
じゃあなぜ、彼らが動いてくれたのでしょう。それを考えてみたところ、次の要素を発見できました。
1.「こうしたい」というイメージを明確に共有する
自分がこうだったらいいな、というイメージをどれだけ明確に詳細に描いているか。そしてそれを相手が分かりやすい形で手渡す。これはとっても重要です。自分がふわっとしているものを、他人にしっかりとイメージしてもらうなんてことは不可能ですし、協力者とはゴールを共有できる人だからです。
プロダクトで言うなら。
常に詳細なイメージを共有できるように努力しています。書類にしたり、口頭で背景を説明したり、似たようなものの画像を見せたり。
今、ノートのデザインと生産をお手伝いしているのですが、それに関しても、見た目の色柄やサイズだけでなく
手に取ったときの厚み、重量感
書き味
表紙の手触り
などを関わる人全員で共有します。そしてこれは無形のものにもあてはまるんですね。
ワークショップなら何人くらいの規模で
どんな人に参加してほしくて
どんな映像を流したいか、どんなトピックを扱いたいか
などです。
例えばあなたがお店を持っているとして、「貸してください」と言われたとしますね。
どんな風にお店が使われるのか、貸した結果、お店がどうなるのかって…ものすごく気になりませんか?
そこ、気にしてない人にあなたの大切な場所を貸すのって、嫌じゃないですか?
誰かに協力を依頼するのなら。
説明してしすぎるということはありません。(だらだら長く話せばいいという意味でないのはお分かりですよね。)
ポイントを押さえて、自分のイメージを逐一、お相手に伝えて下さい。お相手がわかる形で、です。
そして、イメージの中には「協力することでお相手が得られるもの」は何か?
これを必ず置いて下さいね。
お相手のベネフィットです。これを考えられないうちは、ただの子供っぽい空想になってしまいます。
2.情熱をもって伝える
取り組む対象に情熱があるかないか。
それは、言葉じりで表現できるものじゃないです。仮に表現しても、本心がどうなのかは、バレてます。絶対に。
私たちの言葉(何をしゃべっているかじゃなかくて)
ちょっとした受け答え
目線
なにを質問するか
などなど
身体中から、発信されているんですね。
あなたにもご経験がありませんか?うまく話してるわけじゃないのに、なんか話を最後まで聞いてしまった、ということ。
あなたの心の中が、外側に現れます。
だから本当にやるべきことは何かといったら、自ずと明らかになります。
自分のハートを掻き立てること。
いちばん時間を要するのはもしかしたら、これかもしれませんね。
(そんな人のためのプログラムです。世界観コンセプト・メイキング個別プログラム)
3.協力を期待しない
みっつめが一番大切かもしれません。
誰かに協力を依頼するときは「協力してくれなくて当たり前」というスタンスでいること。
私はいまでは、人にお願いすることに抵抗を感じないようになりました。それはひとえに「協力してくれなくてもOK」と思っているからです。最終的にはひとりでもなんとかやれる。そういう算段を、しています。
作品のワークショップでも
もともとは、リアル開催の予定だったのです。それがコロナの関係で開催できなくなり、、、
でもやってみたかったので急遽「オンラインでやってみる?」と、司会の方に打診したのですが、もし彼女が「オンラインではやりたくない」と言ったら、ひとりで開催するつもりでした。
作品のパッケージに、英語訳をつけたくて、和歌の翻訳をお願いしたときも、同じくです。
「断られて当たり前だよね」って思いながら、全く知らない人にメッセージを送ったんです。
その時のエピソード
翻訳者さんの人生背景
あ、以前は違いましたよ。
誰か手伝ってくれないかな
誰か声をかけてくれたら、私もできるのに
そんな風に思っていました。
そういう時代には、協力者は現れなかったんですよね。
そりゃそうですよ。誰かの協力をアテにするってことは、自分の力を信じていないってことでしょう?
自分の力を信用していない人に協力したいと、あなた自身は思うでしょうか…?
誰が協力してくれようとしてくれなかろうと
『自分一人でもやりとげる』
そういう意思と強さを感じた時に、人は「この人に協力したい」と思うのではないでしょうか。
前述した通り私は今、コーチングのノートを制作しています。
モノを形にするって、デザインだけでは当たり前ですができないことで
業者さんに多大なご協力を頂いて実現しています。
これまで温泉旅館の浴衣をオリジナルで作ったり、自分の商品としてバックの生産などをしてきましたが
全てのプロジェクトで、同じです。業者さんの協力あって、叶ってきました。
もちろん仕事ですから業者さんにお支払いをするのですが、私のような個人のプロダクトを手伝うって
利益よりもむしろリスクが高いことなんです。
いつ飛ぶかわからないし
どこのどいつだか、支払い能力があるかも、分からないんだから。
それでも、そういう私でも、たくさんの方のご協力を得られてきました。
それはひとえに、上記の3つをひたすらやってきたからじゃないかなって
振り返って思うんですよね…。
こいつの事、信用できるか分かんないけど、
作ろうとしているものは面白そうだな。
どうやら、覚悟はありそうだな。
そう思ったから、業者さん達はその手を貸して下さったのだろう。
そう思うのです。
覚悟です、覚悟。
ノートを作りたい、と持ちかけて下さったクライアントさんに対して、私も同じ気持でいます。
彼女の「こうしたい」が明確でそれを共有してもらうことで、情熱を感じ取れたし
きっと私がNOだとしても、絶対に誰かを探し出すだろう
そういう覚悟を感じたから、「それはぜひとも私にやらせてもらいたい」
そう思いました。
まとめ:
誰かの協力を得たかったら次の3つをやるべし!
「こうしたい」というイメージを明確にして共有し、情熱をもって伝えること。
そして、協力を期待しないこと。
さらにプラスするならば
そしてその先になにがあるのか
そこまで提示できたらもっと良いです。
自分にとっての「その先」と
相手にとっての「その先」
両方を。
それが合致したとき、ほんとうの協力者が現れますよ。
あなたが情熱をもって実現したいことを叶えていくことを
いつもここから、応援していますね。
締めの写真は、ワークショップのZOOMミーティング風景。
パートナーの二人、島津共範さんと大場安希子ちゃんです。
いろいろ、このお二人のおかげで実現できています。
いつもありがとうございます!