天井の高い空間が好きです。
荷物の置き場とか、気を使わなくていい広々としたところが。
今日は世界観コンセプト・メイキング個別プログラムのお客様とのセッションでした。とっておきの場所を私が指定したにも関わらず、行ってみたらなんと今日はお休み…。急きょ、近場のホテルラウンジに移動しました。
ほんとに近くで、よかったです。
今日のお客様は男性でした。
私のデザインは圧倒的に女性ターゲットのテイストなのですが、お客様はというと、男性もいらっしゃいます。
女性ターゲットの商品を扱う経営者様や、新しく事業を始めるにあたり世界観コンセプトを作りたいという方々。
今日お会いした方は後者。
昨年何度かセッションしたなかで明らかにしたお客様像について、質問に答えて頂きながらより明確にイメージしてもらいました。
ご自身の価値観
譲れないもの
提供するコンテンツとその価値
もっと先に望む未来やお客様像
私のプログラムでは出口を「ビジュアルに落とす」ことに設定していますが、そのプロセスでは色々なことに思いを馳せて頂いてます。
とにかく書き出してもらうのですが、いつもいつも、すらすら答えが出る訳ではありません。今日のこの方も、時折「うーん、、、」と考え込んでいらっしゃいました。
それで、良いんです。
言葉に詰まるその時間を、丁寧に扱って頂きたいなと思います。だって…
あなたが答えるのに時間を要する質問こそ、大切なものが隠れているという可能性が大、だからです。
大切なものほど、
自分でも触れるのが怖かったり
うまく言葉にできなくはないですか?
しかもそれは、ここ数日で心に芽生えたものではなくて。何年も、もしかしたら何十年もスポットライトを当てられずに心のポケットにしまわれて来たものかもしれないんです。
すぐに明快な言葉になるっていうのはむしろ
浅いアプローチにとどまっている、ということもあり得るんですね。
言葉を置き換えてみるだけでなく、
ひとつ腰をすえて
じっくりと
ご自分と対話してみてください。
自分ひとりでは限界を感じたとき、
言葉や思考に詰まったとき
他者視点はとても有効です。
寄り添って道案内をしてくれる人がいたら、
いいですよね。
.....私、それ、やってます。
デッサンて、描いたことはおありでしょうか。
最初に一番明るいところと一番暗いところを見つけて、少しずつ少しずつ、線を重ねていきます。最初はぼんやりしていた輪郭がはっきりするのが、面白いです。
写真は今日のセッションで、
この方に描いてもらったお客様像。